ボリス・ガケール・コンサート
日曜日は、先週に引き続きコンサート
またまた素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。
「ボリス・ガケール」さんのコンサートでした。

ボリス・ガケールさんはベルギーのギタリストで、あのアサド兄弟の弟子、その作曲・編曲能力だけでなく、演奏能力も各地で高い評価を受けています。
あの大萩康司さんの新しいアルバムのなかで大萩さんとDuoを録音したり、ボリスさんが作曲した曲が演奏されたりしています。作曲家としても日本の福田進一さんなど様々なギタリストから高い評価を受けています。

演奏会プログラムは、ボサノバの巨匠「バーデン・パウエル」や「ルイス・ボンファ」などのボサノバ・スタンダード・ナンバーから、師匠アサド兄弟の曲、ボリス・ガケール作曲の曲、はたまたリュートの巨人「シルビウス・レオポルド・ヴァイス」のリュート曲にまで、幅広く昨今聞かなかったような、素敵なプログラムでした。
作曲家や、師匠の名前を聞いても分かりますが、南米ブラジルの音楽をそのバックグラウンドに色濃く見せた内容で、その演奏を聴いてもヨーロッパの人と言うことを忘れて、きっとこの人はラテン人だと思ってしまうような演奏でした。素晴らしい・・・。
そのギターテクニックも格別でしたが、その表現力も目を見張ります。
先週のギタリスト「ササ・デバノビッチ」さんも素敵なバッハを演奏してましたが、このボリスさんが演奏する「ヴァイス」も素晴らしいものでした。
プログラムの中で「ヴァイス」だけがドイツでバロックで他のプログラムとはまるで毛色が違う様に感じますが、途中にそういったリズムが違う音楽を入れることで、逆に飽きることのない演奏会だったと思います。
しかし「オブリガード」というボリスさんの作曲した曲は、見てもすごい。
これはCDで聞くよりも、コンサート会場で見た方が良い曲ですね。もちろん音楽性が乏しいと言うことではありません。よくギターのボディーをタップすることで、パーカッションの役割をする演奏が組み込まれた楽曲はよくありますが、この曲はそんなものではありません、ギターの各所、表面板のネックそば、ブリッジそば、横板など違うタップ音が出るところを絶妙に叩き分けて、これがギターの音楽か?と思わせるほど音楽が広がっています。きっとこれは聴いているだけでは伝わらないでしょう、見なければ。
この曲を聴いて・見て、ギターという楽器の可能性が広がったように感じたのは私だけでは内と思います。それだけでも価値のあるコンサートでした。

ベルギーの王立音楽院で講師も務めているので、そう頻繁に日本に来るわけには生きませんが、次来たときはまたどんなプレイを見せてくれるのか非常に楽しみです。
世界は広いな・・・と感じたコンサートでした。
またまた素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。
「ボリス・ガケール」さんのコンサートでした。

ボリス・ガケールさんはベルギーのギタリストで、あのアサド兄弟の弟子、その作曲・編曲能力だけでなく、演奏能力も各地で高い評価を受けています。
あの大萩康司さんの新しいアルバムのなかで大萩さんとDuoを録音したり、ボリスさんが作曲した曲が演奏されたりしています。作曲家としても日本の福田進一さんなど様々なギタリストから高い評価を受けています。

演奏会プログラムは、ボサノバの巨匠「バーデン・パウエル」や「ルイス・ボンファ」などのボサノバ・スタンダード・ナンバーから、師匠アサド兄弟の曲、ボリス・ガケール作曲の曲、はたまたリュートの巨人「シルビウス・レオポルド・ヴァイス」のリュート曲にまで、幅広く昨今聞かなかったような、素敵なプログラムでした。
作曲家や、師匠の名前を聞いても分かりますが、南米ブラジルの音楽をそのバックグラウンドに色濃く見せた内容で、その演奏を聴いてもヨーロッパの人と言うことを忘れて、きっとこの人はラテン人だと思ってしまうような演奏でした。素晴らしい・・・。
そのギターテクニックも格別でしたが、その表現力も目を見張ります。
先週のギタリスト「ササ・デバノビッチ」さんも素敵なバッハを演奏してましたが、このボリスさんが演奏する「ヴァイス」も素晴らしいものでした。
プログラムの中で「ヴァイス」だけがドイツでバロックで他のプログラムとはまるで毛色が違う様に感じますが、途中にそういったリズムが違う音楽を入れることで、逆に飽きることのない演奏会だったと思います。
しかし「オブリガード」というボリスさんの作曲した曲は、見てもすごい。
これはCDで聞くよりも、コンサート会場で見た方が良い曲ですね。もちろん音楽性が乏しいと言うことではありません。よくギターのボディーをタップすることで、パーカッションの役割をする演奏が組み込まれた楽曲はよくありますが、この曲はそんなものではありません、ギターの各所、表面板のネックそば、ブリッジそば、横板など違うタップ音が出るところを絶妙に叩き分けて、これがギターの音楽か?と思わせるほど音楽が広がっています。きっとこれは聴いているだけでは伝わらないでしょう、見なければ。
この曲を聴いて・見て、ギターという楽器の可能性が広がったように感じたのは私だけでは内と思います。それだけでも価値のあるコンサートでした。

ベルギーの王立音楽院で講師も務めているので、そう頻繁に日本に来るわけには生きませんが、次来たときはまたどんなプレイを見せてくれるのか非常に楽しみです。
世界は広いな・・・と感じたコンサートでした。
すばらしい演奏
日曜日は、ボスニアのギタリスト「ササ・デヤノビッチ」さんのリサイタルでした。
ホーム・ページや以前の記事では「ササ・デバノビッチ」さんと紹介しましたが、本人から「ササ・デヤノビッチ」でお願いしますと言われました。ボスニアの方で、スペイン語読みするとは思いませんでしたが、どう発音するかは、難しいですね。

バッハの演奏では定評あり・・・という触れ込みでしたが、どんな物でしょう・・・昨日11弦ギターであるアーティストの素晴らしいバッハの演奏を聞いたばかりだからな・・・などと思ってましたが、なんのなんの、これは・・・という素晴らしい演奏でした。
・フーガBWV1000/J.S.バッハ
・魔笛の主題による変奏曲/F.ソル
・リュート組曲1番BWV996/J.S.バッハ
・トロンコ ラマ−オーハス(木の枝・葉)/ビスチョフ
・最後のトレモロ/A.バリオス
・郷愁のショーロ/A.バリオス
・大聖堂/A.バリオス
演奏曲目はシックな古典・バロック中心で、現代曲もありましたが、どの演奏もまるで始めて聞くような印象のものばかりで、世界でも絶賛を浴びると言う演奏も肯けました。
特に、日本初演となった「トロンコ ラマ−オーハス」という曲は、なかなかに複雑な現代曲で聴きごたえ抜群でした。ビスチョフというオーストリア人の作曲家が、ササ・デヤノビッチのために書き下ろした作品だそうです。副題に「ササ・デヤノビッチに捧ぐ」とありました。
その他の曲は良く聴くスタンダードなギターナンバーばかりですが、どれも素晴らしいササ・デヤノビッチ独特の演奏アレンジでした。
魔笛の主題による演奏曲に至っては、各所に装飾音がちりばめられていて後のインタビューでは「19世紀ギター」での演奏をイメージしていると言っていました。なるほど・・・
とくにこういうスタンダードな曲の演奏では、自分独特な演奏になるように心がけているとか・・・、すばらしい演奏でした。他の演奏家が同じように原曲にアレンジを加えてしまうと、押しつけがましい嫌味な演奏になりがちなことがあると思いますが、彼の演奏はそうではありませんでしたね、どうすれば観客が楽しんでもらえるか、を考えているような演奏でした。

バッハも、フーガ、リュート組曲となめらかに音楽が流れて、その音楽がとてもなまめかしいというか、色気のある演奏でした。聞いてて心地がよいものでした、各所で好評を浴びるわけが十分すぎるほど分かります。

ボスニアはご存じ内戦が続いた国、サッカー日本監督のイビチャ・オシム監督の出身国と同じです。内戦下ではなかなか音楽の勉強も難しく、ドイツやスペインに行って勉強したそうです。そんな話しもしてくれました。
素敵な演奏会でしたね・・・また日本に来て欲しい一人でしょう。
ホーム・ページや以前の記事では「ササ・デバノビッチ」さんと紹介しましたが、本人から「ササ・デヤノビッチ」でお願いしますと言われました。ボスニアの方で、スペイン語読みするとは思いませんでしたが、どう発音するかは、難しいですね。

バッハの演奏では定評あり・・・という触れ込みでしたが、どんな物でしょう・・・昨日11弦ギターであるアーティストの素晴らしいバッハの演奏を聞いたばかりだからな・・・などと思ってましたが、なんのなんの、これは・・・という素晴らしい演奏でした。
・フーガBWV1000/J.S.バッハ
・魔笛の主題による変奏曲/F.ソル
・リュート組曲1番BWV996/J.S.バッハ
・トロンコ ラマ−オーハス(木の枝・葉)/ビスチョフ
・最後のトレモロ/A.バリオス
・郷愁のショーロ/A.バリオス
・大聖堂/A.バリオス
演奏曲目はシックな古典・バロック中心で、現代曲もありましたが、どの演奏もまるで始めて聞くような印象のものばかりで、世界でも絶賛を浴びると言う演奏も肯けました。
特に、日本初演となった「トロンコ ラマ−オーハス」という曲は、なかなかに複雑な現代曲で聴きごたえ抜群でした。ビスチョフというオーストリア人の作曲家が、ササ・デヤノビッチのために書き下ろした作品だそうです。副題に「ササ・デヤノビッチに捧ぐ」とありました。
その他の曲は良く聴くスタンダードなギターナンバーばかりですが、どれも素晴らしいササ・デヤノビッチ独特の演奏アレンジでした。
魔笛の主題による演奏曲に至っては、各所に装飾音がちりばめられていて後のインタビューでは「19世紀ギター」での演奏をイメージしていると言っていました。なるほど・・・
とくにこういうスタンダードな曲の演奏では、自分独特な演奏になるように心がけているとか・・・、すばらしい演奏でした。他の演奏家が同じように原曲にアレンジを加えてしまうと、押しつけがましい嫌味な演奏になりがちなことがあると思いますが、彼の演奏はそうではありませんでしたね、どうすれば観客が楽しんでもらえるか、を考えているような演奏でした。

バッハも、フーガ、リュート組曲となめらかに音楽が流れて、その音楽がとてもなまめかしいというか、色気のある演奏でした。聞いてて心地がよいものでした、各所で好評を浴びるわけが十分すぎるほど分かります。

ボスニアはご存じ内戦が続いた国、サッカー日本監督のイビチャ・オシム監督の出身国と同じです。内戦下ではなかなか音楽の勉強も難しく、ドイツやスペインに行って勉強したそうです。そんな話しもしてくれました。
素敵な演奏会でしたね・・・また日本に来て欲しい一人でしょう。
CD作成・・・録音
今週27日〜本日まで、ギター文化館に北口功さんがいらっしゃいました。
それは・・・そう、前に予告していた新作CDの録音のためにいらっしゃったのです。
録音のセッティング中です。
ギターを持っている人は筆者で、調整しているのが北口さん。

今回の録音では、ギター文化館の銘器を使っての録音CD作成となりました。それだけでも楽しみです。前回のCDは北口さんの愛器「松村雅亘」を使用していましたが、今回はギター文化館でギター文化館所蔵の銘器を使っての録音となりました。
使用楽器は「サントス・エルナンデス」と「ドミンゴ・エステソ」です。両名とも、マヌエル・ラミレスの高弟でギター製作マドリード派を代表する巨匠です。
録音する曲は、バッハ、ソル、タレガ、モンポウ、ヴィラ=ロボスなどでしたが、それぞれのギターにあった曲を北口さんが選び、演奏しています。予定では2枚のCDをそれぞれ製作し、片方はサントス・エルナンデス、片方はドミンゴ・エステソのCD(それぞれ¥1,000)となる予定です。
録音の一部を聞きましたが、奥行きのある深いギターの音色と、古典楽曲の素晴らしさがたまりません。これは編集後の出来上がりが楽しみです。
出来上がりは1月後半か2月頃の予定、皆さんにまた報告致します。
いやはや楽しみなCDです、ぜひ皆さんも聞いて下さい。
これはギター文化館特製CDですね・・・。
それは・・・そう、前に予告していた新作CDの録音のためにいらっしゃったのです。
録音のセッティング中です。
ギターを持っている人は筆者で、調整しているのが北口さん。

今回の録音では、ギター文化館の銘器を使っての録音CD作成となりました。それだけでも楽しみです。前回のCDは北口さんの愛器「松村雅亘」を使用していましたが、今回はギター文化館でギター文化館所蔵の銘器を使っての録音となりました。
使用楽器は「サントス・エルナンデス」と「ドミンゴ・エステソ」です。両名とも、マヌエル・ラミレスの高弟でギター製作マドリード派を代表する巨匠です。
録音する曲は、バッハ、ソル、タレガ、モンポウ、ヴィラ=ロボスなどでしたが、それぞれのギターにあった曲を北口さんが選び、演奏しています。予定では2枚のCDをそれぞれ製作し、片方はサントス・エルナンデス、片方はドミンゴ・エステソのCD(それぞれ¥1,000)となる予定です。
録音の一部を聞きましたが、奥行きのある深いギターの音色と、古典楽曲の素晴らしさがたまりません。これは編集後の出来上がりが楽しみです。
出来上がりは1月後半か2月頃の予定、皆さんにまた報告致します。
いやはや楽しみなCDです、ぜひ皆さんも聞いて下さい。
これはギター文化館特製CDですね・・・。
2日連続コンサート
本日もコンサートでロス・トレス・アミーゴスのコンサートでした。
これも既に毎年恒例になっている、コンサートです。
日本での活動19年目、南米の3つの国(ペルー・アルゼンチン・ボリビア)からやってきた3人の音楽家達が、暖かく、切なく、時に激しいフォルクローレの音楽で楽しませてくれます。

写真の右からルイス・サルトールさん(アルゼンチン)、ルイス・カルロス(ボリビア)、リッキー・ロドリゲス(ペルー)さんで結成から今年で19年、来年は20周年を迎えます。
フォルクローレは日本で親しまれている南米の音楽ですが、本場のフォルクローレを初めて日本に持ち込んで紹介し、広めた立役者はこのロス・トレス・アミーゴスだと言うことです。まさに日本フォルクローレ界の老舗ですね。

多彩な楽器、ギター・チャランゴ・ギタロン・ケーナ・サンポーニャ・太鼓・・・様々な多彩な楽器を操り、また素敵な歌声もホールに響き渡ります。
お客を巻き込んだトークもお手のもので、定番のネタまであります。
観客一体のステージは聞く方も演奏する方も十分楽しんでいるようなコンサートです。
来年は20周年コンサートですので、どんなことになるか楽しみです。
皆さんも是非聞きに来て下さい、楽しめること請け合いです。
これも既に毎年恒例になっている、コンサートです。
日本での活動19年目、南米の3つの国(ペルー・アルゼンチン・ボリビア)からやってきた3人の音楽家達が、暖かく、切なく、時に激しいフォルクローレの音楽で楽しませてくれます。

写真の右からルイス・サルトールさん(アルゼンチン)、ルイス・カルロス(ボリビア)、リッキー・ロドリゲス(ペルー)さんで結成から今年で19年、来年は20周年を迎えます。
フォルクローレは日本で親しまれている南米の音楽ですが、本場のフォルクローレを初めて日本に持ち込んで紹介し、広めた立役者はこのロス・トレス・アミーゴスだと言うことです。まさに日本フォルクローレ界の老舗ですね。

多彩な楽器、ギター・チャランゴ・ギタロン・ケーナ・サンポーニャ・太鼓・・・様々な多彩な楽器を操り、また素敵な歌声もホールに響き渡ります。
お客を巻き込んだトークもお手のもので、定番のネタまであります。
観客一体のステージは聞く方も演奏する方も十分楽しんでいるようなコンサートです。
来年は20周年コンサートですので、どんなことになるか楽しみです。
皆さんも是非聞きに来て下さい、楽しめること請け合いです。





