ギター文化館DIARY

ギター文化館での日々の出来事をつづった日記。その日のゲスト、お客様の声等も載せていこうと思います。

2007-02

古典ギター

しばらくさぼってましたごめんなさい<(_ _)>

先日「総合学習」の時間にギターを聞くということで、地元中学校の1年生が集団でギター館に来襲来館いたしました。

まず、ギター文化館の話しや歴史をお話しして、その後プロ・ギタリストによる生の演奏を聴いてもらい、最後にちょっとしたギターの歴史的な変遷を聞いてもらおうと思い、バロックギターを持ち出しました。

バロックギター1


このバロックギターはその当時の物ではなく、スペインの作家、マルセリーノ・ロペスによるレプリカです。
あのヴァイオリンで有名な「ストラディバリ」が作ったバロックギターのレプリカなんですとか。

用意したのは、このバロックギター、そして以前紹介したハウザーの19世紀ギターと、現代のギター(自分の河野)だったんです。

んで、出来れば音も聞いてもらおうかな?と見ていると、このバロックギターは5コース10弦なので、ちょっと弾きにくい。今のギターにすると5弦ギターのような物ですので、低音が1コース足りないんです。
ちょっとした曲を聴いてもらうにしても、6弦がないと・・・と考えていると、他の楽器が目に入った。

ヴィウエラです。

ヴィウエラ


このヴィウエラは同じように複弦ギターで、6コースの物です。
ですので現代のギターと同じような調弦で演奏が可能です。
音質も似ていることでしょう。これなら行ける!(^_^)v

これらの複弦ギターの音の特色は、ピアノとチェンバロの違いみたいな物です。
それぞれの複弦は1〜2or3コースまではユニゾンで、4弦以降はオクターブ違いで調弦して演奏するそうな。
キャランキャランとした、高貴(?)な感じの音がしました。

早速、展示してあったヴィウエラを降ろして、調弦してみようとした。


きゅっきゅっ・・・・


きゅっきゅ・・・


きゅっきゅー・・・


・・・なんてめんどくさいのでしょう。

先日木ペグのギターは調弦めんどくさいと言いましたが、これはその上を行きます。なんせ12弦もありますので。

ヴィウエラヘッド




そして



きゅーっきゅっきゅ・・・ぷちっ



き・・・切れてしまった  Σ(・ё・;)


どうしよう・・・普通のギター弦は持っているけど、ヴィウエラの弦なんて持ってない。1弦とかで良いかな?

見てみると明らかに今の弦よりは細い弦が張ってあります。おそらくヴィウエラ用の弦でしょう。
しかし、あまり演奏される機会のないヴィウエラちゃんの弦はストックしてません。

その時です、私の頭にひらめきました。

いぜん、あるギタリストが、弦は所詮「釣り糸」だから・・・と言う話しをしていました。ギターの弦も釣り具と一緒に作られているとのことでした、特に高音弦は・・・。

それで、ノギスで弦の径を計測して同じ太さのテグスを買いに行くことにした。全く同じでなくとも、近い物であれば代用出来るはず!です。

渓流用のテグスはかなり細いしね。

それで「○州屋釣具店」に直行して、テグスの品定め。
とりあえずそんなに必要ないので、巻きの少ない10mの物を物色。

張ってあった弦は1コースが「0.4mm」それから1コース上がる事に「0.05mm」ずつ太くなります。

ありました、

7号テグス:太さ「0.435mm」これは1・2コースに使えます。

10号テグス:太さ「0.520mm」これは3・4コースに。

12号テグス:太さ「0.570mm」これを5・6コースに

本当は5・6コース用には14号(0.62mm)くらいが欲しかったんですが、14号になると「300m巻き」とかしかなくて、しかも「色つき」とかで全く用をなしません。

300mあったらギター何台分の弦を代えられるンだ?

12号テグスだって、50mも買ってしまった。
ざっと10年分くらいあるかも。
今度試しに普通のギターにも張ってみよう。そうすればかなりの経費削減が・・・駄目かな?こんどレポートします。

試したことがある人、レポート下さい。


それで、実際にヴィウエラに張ってみた・・・
ちょっと怖いけど、A音410Hzで調弦してみた。

すると、なるではありませんか、高貴な音が。
調弦には手間取りましたが、何とか音楽を奏でることが出来ました。
しかし、木ペグが固いのと、数が多いのとで指に「調弦だこ」が出来ました。

なかなか雰囲気が出ます。

それで、中学生の皆さんにも聞いてもらいましたが、よくわからなかったでしょうね、普段からギターの音色に馴染んでいる訳でもないし。さらに古い楽器の音を聞かされても・・・と言う感じでしょうか?

ま、これで1人でも良いからギターや弦楽器に興味を持ち始める子供たちがいれば嬉しいことだし、やった甲斐があると言う物です。


しかしこういう楽器はヴァイスのファンタジーとかG.サンスのカナリオスとかがやっぱりいい感じであいますね。

リュートの曲だから実際もこんな感じだったんじゃないでしょうか?
いい感じです、ちょっと古楽器の魅力にはまりそうな自分がいます。

今度はリュートを弾いてみようかな?

テーマ:中学生日記 - ジャンル:日記

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