ギター文化館DIARY

ギター文化館での日々の出来事をつづった日記。その日のゲスト、お客様の声等も載せていこうと思います。

2007-11

CD作成・・・録音

今週27日〜本日まで、ギター文化館に北口功さんがいらっしゃいました。

それは・・・そう、前に予告していた新作CDの録音のためにいらっしゃったのです。

録音のセッティング中です。
ギターを持っている人は筆者で、調整しているのが北口さん。
録音セッティング中


今回の録音では、ギター文化館の銘器を使っての録音CD作成となりました。それだけでも楽しみです。前回のCDは北口さんの愛器「松村雅亘」を使用していましたが、今回はギター文化館でギター文化館所蔵の銘器を使っての録音となりました。

使用楽器は「サントス・エルナンデス」と「ドミンゴ・エステソ」です。両名とも、マヌエル・ラミレスの高弟でギター製作マドリード派を代表する巨匠です。

録音する曲は、バッハ、ソル、タレガ、モンポウ、ヴィラ=ロボスなどでしたが、それぞれのギターにあった曲を北口さんが選び、演奏しています。予定では2枚のCDをそれぞれ製作し、片方はサントス・エルナンデス、片方はドミンゴ・エステソのCD(それぞれ¥1,000)となる予定です。

録音の一部を聞きましたが、奥行きのある深いギターの音色と、古典楽曲の素晴らしさがたまりません。これは編集後の出来上がりが楽しみです。

出来上がりは1月後半か2月頃の予定、皆さんにまた報告致します。


いやはや楽しみなCDです、ぜひ皆さんも聞いて下さい。

これはギター文化館特製CDですね・・・。

2日連続コンサート

本日もコンサートでロス・トレス・アミーゴスのコンサートでした。
これも既に毎年恒例になっている、コンサートです。

日本での活動19年目、南米の3つの国(ペルー・アルゼンチン・ボリビア)からやってきた3人の音楽家達が、暖かく、切なく、時に激しいフォルクローレの音楽で楽しませてくれます。

ロス・トレス・アミーゴス2007-1


写真の右からルイス・サルトールさん(アルゼンチン)、ルイス・カルロス(ボリビア)、リッキー・ロドリゲス(ペルー)さんで結成から今年で19年、来年は20周年を迎えます。

フォルクローレは日本で親しまれている南米の音楽ですが、本場のフォルクローレを初めて日本に持ち込んで紹介し、広めた立役者はこのロス・トレス・アミーゴスだと言うことです。まさに日本フォルクローレ界の老舗ですね。

ロス・トレス・アミーゴス2007-2


多彩な楽器、ギター・チャランゴ・ギタロン・ケーナ・サンポーニャ・太鼓・・・様々な多彩な楽器を操り、また素敵な歌声もホールに響き渡ります。

お客を巻き込んだトークもお手のもので、定番のネタまであります。
観客一体のステージは聞く方も演奏する方も十分楽しんでいるようなコンサートです。

来年は20周年コンサートですので、どんなことになるか楽しみです。

皆さんも是非聞きに来て下さい、楽しめること請け合いです。


ルス・マリーア・ボバディージャの好演

本日はルス・マリーア・ボバディージャさんのコンサートでした。

女性ギタリストのソロ・コンサートは毎年来て下さる、マリア・エステル・グスマンさん以外では久しぶりとなることでしょう。

ルス・マリーア・ボバディージャ1


世界で活躍するパラグアイの女性ギタリストです。
演奏曲目は、パラグアイの伝統的なフォルクローレを織り込んだギター曲から、南米のギター作曲家の有名曲、そしてやはり聞くべきは、アウグスティン・バリオス・マンゴレの楽曲でしょう。

その演奏の全てが素晴らしく、観客も大満足のコンサートでした。

日本だけでなく、ギタリストにはとても重要なバリオスの曲については、さすがに「バリオス研究所・所長」の肩書きがあるだけあって、素晴らしい演奏でした。

バリオスやラウロの有名な曲がそのまま演奏されるだけでなく、彼女オリジナルのイントロ(序曲)が追加されてたりして、それもまた演奏に「味」を加えていました、決してイヤな味ではなくて素晴らしいアレンジで、これまで聞いたことのない感覚がとても新鮮で素敵でした。

特にプログラム最後に演奏された、バリオスの「パラグアイ舞曲」は彼女のオリジナル・イントロを加え、絶品の演奏で思わず目と耳を奪われました。

ルス・マリーア・ボバディージャ2


美人と言うだけでなく非常に気さくな方で、サインや演奏会後の懇談会でもみんなの質問攻めに真面目に答えて下さって、とても有意義な時間が過ごせました。

ぜひ、また日本に来て欲しいギタリストの一人です。


うーん、撮った写真に顔がよく見える物がなかったのが、残念です。

ごめんなさい。

The 落語の夕べ

久々に2日連続アップ、今週土日にもイベントあるからブログは大賑わいになりそうだ。

と言うわけで、昨日の水曜日の夜、ギター文化館喫茶室では1昨年から始まった「落語」の夕べを開催しました。

高座を務めるのは、遙か北海道は函館から毎年来て下さっている「東屋夢助」師匠です。
東屋夢助1

昨年はちょっと寂しいお客の入りでしたが、今年は満席のお客様で、落語の夕べを楽しまれていきました。

ちょっとした小咄(こばなし)のあとは本題の演目に入りますが、今年の演目は「井戸の茶碗」というもの。

折り目正しい2人のサムライと正直者の屑屋(くずや)清兵衛の噺で正しいことをしていると報われるというお話。

東屋夢助2


夢助師匠の情感溢れる声が喫茶室に響き、その滑稽なしぐさ、言葉に観客からも笑いがこぼれます。皆さん楽しまれているようです。

夢助師匠は、今年のこの3日間ほど石岡近辺で6回ほどの高座をもって、老人ホームや施設などを慰問されました、ご苦労様です。

来年もまた来られる予定です、皆さんも一度「ギター文化館寄席」に来てみませんか?


今年も後わずか

今年も後わずかです、しかしその1ヶ月半で、なんと5つもコンサートが入っているギター文化館・・・まさに芸術の秋・音楽の秋、と言うところでしょうか?

とりあえず、残りのコンサート・リサイタルを一挙ご紹介

11月24日(土曜日)午後3時開演
ルス・マリーア・ボバディージャ ギターリサイタル

前売¥3,000 当日¥3,500 中学生以下¥2,000

ルス・マリア・ボバディージャ
パラグアイの女流ギタリスト、世界でもその演奏は高い評価を受けています。バリオス・ナンバーだけでなく、パラグアイに伝わるフォルクローレなども必聴のコンサートとなるでしょう。

11月25日(日曜日)午後3時開演
ロス・トレス・アミーゴス フォルクローレ・コンサート

前売¥3,000 当日¥3,500 中学生以下¥2,000

ロス・トレス・アミーゴス
昨年のコンサートの様子。既にお馴染みの3人組ですが、いつ聞いても観客を飽きさせない、暖かいフォルクローレの響きを聞かせてくれます、今年はどんなステージになるか?

12月 2日(日曜日) 午後3時開演
ササ・デバノビッチ ギターリサイタル

前売¥3,000 当日¥3,500 中学生以下¥2,000

ササ・デバノビッチ
世界で高い評価を受けるボスニアのギタリスト、バッハの演奏には定評があります。どのような技量を見せてくれるのでしょうか?

12月 9日(日曜日) 午後3時開演
ボリス・ガケール ギターリサイタル

前売¥3,000 当日¥3,500 中学生以下¥2,000

ボリス・ガケール
演奏技術も高い評価を受けるだけでなく、作曲家としてのその能力は世界でも賞賛を浴びているボリス・ガケールがギター文化館のステージに3度目の出演です。クラシックだけでなくサンバ・ボサノバなど様々なジャンルを編曲し演奏するそのステージはどのようなものか?

12月24日(月曜日・祝日) 午後3時開演
村治奏一ギターリサイタル

前売¥3,000 当日¥3,500 中学生以下¥2,000

村治奏一
言わずと知れた、今や若手No.1ギタリストの村治奏一のギターリサイタルが今年最後のコンサートです。最後を飾るに相応しいアーティストですね。今年は一体どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみなステージです。

余談ですが、12月17日(月曜日)NHK総合の「英語でしゃべらナイト」にご出演されるそうです。

多弦ギターの響き

本日は、お待ちかねの2重奏コンサート「尾尻雅弘・齋藤明子ギターDuoコンサート」でした。

天候がかなり悪いなかでのコンサートにもかかわらず、足を運んでいただいたお客様、まことにありがとうございました。

尾尻齋藤1

前半は、古典を中心とした演奏で、19世紀ギターを使用しての2重奏となりました。

演奏曲は、バッハ、カルリ、そしてモーツアルトの弦楽四重奏などを演奏されました。19世紀ギターのやさしく素朴な響きがホールに響いて、しっとりと会場を包みます。

そして後半はアルベニス、ヴィゼー、ビートルズナンバーなどを含めた、近現代のナンバーが現代のギターを使用して演奏されました。

特にアルベニスの傑作「エヴォカシオン」が重厚に響き、最後の「カルメン」、その中でも「間奏曲」は圧巻の演奏でした。
尾尻齋藤2


写真を見ておわかりかと思いますが、前半の19世紀ギターにしても、後半の現代のギターにしても、全て普通の6弦ギターを使用していません。写真ではわかりにくいですが、尾尻先生の演奏されているギターは両方7弦ギターです。

前半は7弦と8弦の2本の19世紀ギター、後半は7弦と10弦の現代のギターを使用しています。合計の現数実に32本・・・。

思わぬ多弦ギターのひとときとなりました。
その効果というか、響きは重厚なものがあり、カルメンの演奏など2本のギターとは思えないほどの響き・・・その技術と音の広がりに思わず、うっとりと聞き惚れてしまいました。

すばらしいコンサートであったと思います、ご夫婦でDuoと言うのもあこがれますね・・・ぜひまた聞きたいものです

レコーディング第2弾

日曜日のミニコンサートは実に久々の北口功さんがステージに上がりました。

北口さんの本拠地はもちろん大阪なのですが、今回はレコーディング第2弾のセッティング調整と試し録音のためにいらっしゃいまして、その運びでミニコンサートも出演して下さいました。

北口功1104-1


北口功1104-2


ミニコンサートで使用され、また録音にも使用されるのはギター文化館の銘器シリーズの中核「サントス・エルナンデス1924」と「ドミンゴ・エステソ1923」です。

ミニコンサートでは録音される予定の曲等を含めて様々な曲を演奏され、どれも素晴らしいもので、観客も満足。

録音される曲は「愛のロマンス」「魔笛の主題による変奏曲」をはじめとする、クラシックのスタンダードな曲から「南のソナチネ」なども収録される予定だそうです。

2枚収録予定で1枚はサントスで、1枚はドミンゴで収録して、ギター文化館の銘器を使用して、ギター文化館で録音されます。

発売は来年開けになりそうですが、今から楽しみなCDです。
皆さんも是非、お聞きになってみませんか?

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