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すばらしい演奏

日曜日は、ボスニアのギタリスト「ササ・デヤノビッチ」さんのリサイタルでした。

ホーム・ページや以前の記事では「ササ・デノビッチ」さんと紹介しましたが、本人から「ササ・デノビッチ」でお願いしますと言われました。ボスニアの方で、スペイン語読みするとは思いませんでしたが、どう発音するかは、難しいですね。

ササ・デヤノビッチ1

バッハの演奏では定評あり・・・という触れ込みでしたが、どんな物でしょう・・・昨日11弦ギターであるアーティストの素晴らしいバッハの演奏を聞いたばかりだからな・・・などと思ってましたが、なんのなんの、これは・・・という素晴らしい演奏でした。

・フーガBWV1000/J.S.バッハ
・魔笛の主題による変奏曲/F.ソル
・リュート組曲1番BWV996/J.S.バッハ
・トロンコ ラマ-オーハス(木の枝・葉)/ビスチョフ
・最後のトレモロ/A.バリオス
・郷愁のショーロ/A.バリオス
・大聖堂/A.バリオス

演奏曲目はシックな古典・バロック中心で、現代曲もありましたが、どの演奏もまるで始めて聞くような印象のものばかりで、世界でも絶賛を浴びると言う演奏も肯けました。

特に、日本初演となった「トロンコ ラマ-オーハス」という曲は、なかなかに複雑な現代曲で聴きごたえ抜群でした。ビスチョフというオーストリア人の作曲家が、ササ・デヤノビッチのために書き下ろした作品だそうです。副題に「ササ・デヤノビッチに捧ぐ」とありました。

その他の曲は良く聴くスタンダードなギターナンバーばかりですが、どれも素晴らしいササ・デヤノビッチ独特の演奏アレンジでした。
魔笛の主題による演奏曲に至っては、各所に装飾音がちりばめられていて後のインタビューでは「19世紀ギター」での演奏をイメージしていると言っていました。なるほど・・・

とくにこういうスタンダードな曲の演奏では、自分独特な演奏になるように心がけているとか・・・、すばらしい演奏でした。他の演奏家が同じように原曲にアレンジを加えてしまうと、押しつけがましい嫌味な演奏になりがちなことがあると思いますが、彼の演奏はそうではありませんでしたね、どうすれば観客が楽しんでもらえるか、を考えているような演奏でした。

ササ・デヤノビッチ2

バッハも、フーガ、リュート組曲となめらかに音楽が流れて、その音楽がとてもなまめかしいというか、色気のある演奏でした。聞いてて心地がよいものでした、各所で好評を浴びるわけが十分すぎるほど分かります。

ササ・デヤノビッチ3

ボスニアはご存じ内戦が続いた国、サッカー日本監督のイビチャ・オシム監督の出身国と同じです。内戦下ではなかなか音楽の勉強も難しく、ドイツやスペインに行って勉強したそうです。そんな話しもしてくれました。

素敵な演奏会でしたね・・・また日本に来て欲しい一人でしょう。

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