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アルパCDに推薦文が・・・!

今年3月1日(日)発売の当館プロデュースCD:森万由美「Primavera~春の妖精」への推薦文が、濱田滋郎先生より寄せられましたので、紹介します!
アルパCDb
☆アルパの新星、森 万由美の魅力
もともと南米パラグアイの民族楽器であるアルパ(アルパ.パラグァージャ)が、ここ数十年間日本でたいそう愛好され、幾人もの優れた演奏家たちを生んできたことは、それが地球のちょうど反対側の国同士で起こった現象だけに驚くべき事実だと言える。その根底には多分、古来、琴や三味線によって「つまびかれる弦の余韻」への愛着を知る日本人の感性があるのだろう。
 ともかく、ここにまたひとり、日本人のアルパとその音楽に対する適正を、この上ない形で証明する若い名手が登場した。2008年に本場パラグアイで催された「グアランバレ.タクアレエ国際音楽コンクール」で優勝、同時に「フェリクス.ペレス.カルドーソ賞」を授与された森 万由美(もり まゆみ)である。ちなみにフェリクス.ペレス.カルドーソ(1908-52)とは、アルパの演奏技術に改革を施し、「鐘つき鳥」ほか多くの名曲によっても知られた「アルパ芸術のシンボル」のような存在で、この人物の名を冠した賞を贈られたことの値打は筆舌に尽くせない。
 森 万由美はこのデビューCDで、パラグアイの名曲のほか日本やヨーロッパの古民謡、クラッシックの名旋律から現代日本の映画主題歌など、さまざまな曲目を聴かせるが、そこには常に「アルパ本来の美的感性」といったものが、しっかりと示されている。この楽器らしい純朴さ、聴きての心に触れるあたたかな優しさを、彼女の演奏は常にただよわす。と同時に、彼女の素晴らしさは、アルパ演奏の伝統に根ざしながらも、そこに表現上の工夫をさまざまに散りばめ、音楽的にみて高度な奏楽を実現していくところにある。このことは最初の「さくらさくら」からはっきりと感じ取れるし、何より、コンクール受賞曲でもあるという、ディグノ.ガルシアの名作「カスカーダ」に最高のかたちで現れている。
 魅力にみちたアルパの響き。「響」の字は「郷」の「音」と書く。「郷」とは、あらゆる人びとが持つ「心のふるさと」のことであろう。そのような「響」を立てる森 万由美のアルパに、信頼と期待とを一杯に込めた拍手を贈りたい。
濱田滋郎

発売記念のリサイタルも3月1日(日)15:00開演 3500円



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