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心豊かな音楽へのスタンス

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先日、佐藤 初女(さとう はつめ)さんがお亡くなりになったニュースを知った。
今年の2月に逝去されたらしい。94歳だった。

偶然だが、ちょうどギター文化館ができた年と同じ1992年より、青森県の岩木山山麓に「森のイスキア」を主宰。
ご存知の方も多いが、初女さんの「森のイスキア」は、悩みや問題を抱え込んだ人たちを受け入れ、
痛みを分かち合う癒しの場として有名だった。

むかし、ガイアシンフォニー(地球交響曲)という映画があったのをご存じだろうか。
友人が、PRの手伝いをしていて、
その映画に初女さんのおにぎりが登場していた。(1995年、龍村仁監督の『地球交響曲 第二番』に出演)

心をこめて丁寧に作り、素朴な素材の味をそのままに頂く食の見直しによって、からだから心の問題も改善していくことができる、と訴えたのだ。

窮地に陥った自殺志願者たちが、
「初女さんのおにぎり」を食べて、何かが変化し、彼岸に渡らずに此岸に踏みとどまった。

初女さんは最愛の息子を自殺で亡くしている。

初女さん自身もカトリックの信者。

新聞の情報記事にふと目を留めて、水戸で初女さんの講演会があることを知った。
夫と出かけた。
子どもがまだ小さかった頃で、
お義母さんに子どもを近くの本屋で遊ばせていて貰ったのを覚えている。

小さな、可愛いお婆さんだった。

話の内容は全然記憶にないのだが、
心が温かくなったのだけは、いまでもはっきりと覚えている。


おがわゆみこさんの音楽は、
まさに初女さんのおにぎりのような音楽であると思っている。

おがわさんのハートが、そのままオカリーナの響きになる。
だから、人を癒す。

ご本人も人生の苦労をたくさん味わい、乗り越えてきた女性である。

だから、人に優しい。

癒しの音色は、一朝一夕に奏でられるものでは、ない。
技術の高い、スキルの高い・・・・
そんなオカリニスト、芸術家は星の数ほどいる。

心を癒す・・・気付いたら涙が流れていた・・・・

これは、技術だけで生み出せるものでは、ない。

ハート。

道を忘れて道を踏め、という言葉があるが、
まさに、音楽を、オカリーナの奏法を教授しながら、
「まごころ」のようなものを伝授している。
(音楽技術は当然のことながら、前提としてあるのだが)


今、おがわ女史は、
「いのちの森」プロジェクトに賛同し、
オカリーナの生徒さんたちと粛々と進めておられる。

二学期に学校に行けなくなるという、
目の前に高いハードルを感じてしまった子供たちに
「図書館シェルターに逃げ込め!」という、メッセージを込めた音楽活動である。

近々、当館で録音の予定。
賛同した生徒さん方との練習会にも熱が入る。



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おがわゆみこオカリニストと、高野行進ギタリスト。
今年で何回目になるのだろうか。
11月19日(土)、台湾での「国際陶笛文化交流音楽会」に
日本代表で出演する。
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