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幸田文さんのこと

幸田文さん
猫と一緒の幸田さん。

幸田文さんの文章を初めて読んだのは、
確か、県立高校入試の国語長文読解問題だったと思います。

「おとうと」からの出題だったように記憶しています。

・・・・・・・・・
そのころ、先輩ジャーナリストのⅠ氏が主宰する、
目黒の浦島邸(と、私は呼んでいた。そこにいると時間の流れが変わりました。
ほんの1時間程度と思って、辞して時計をみると、いつも数時間が経っていたのです。
古い雑居ビルの窓からは、都の教員研修所が見えていた)--はI氏の仕事場だったのですが、
Rクルートを辞め、個人事務所を設立したばかりで
忙しくはなさそうでした。

あの頃流行っていた勉強会が、そこで時々行われました。
異業種交流会とまではいかず、同業者の多い交流会でした。

その日は、珍しいお客様がI氏を訪れていました。
大阪府警を辞して都内で新事業を立ち上げたばかりのY氏。
どこからどう見ても、警察の人というよりは
警察にお世話になっている人にしか見えず、
20代の終わりの私はずいぶんと驚きました。
驚いたことと言えば、先輩Ⅰ氏は60歳くらいの人と当時思っていましたが、
後から考えれば、まだ40歳になったばかりでした。

話が逸れました。

そのとき、幸田露伴の話が大阪さんとⅠ氏の間で出て、
それまでは真剣に露伴を読んだことなどなかったので
(「五重塔」くらいしか知りませんでした)
分厚い神田で購入したらしい古びた露伴全集から何巻かをお借りしました。
旧字体の露伴と格闘したけれど、なかなか手強く
字面は読めても、中味までは理解不能。
娘の文さんのエッセイならばと読んだのが始まりでした。

前置きばかりが長くなりました。
幸田文さんの文章は、さっぱり、スッキリ。
だけれど、ものすごく繊細。

晩年、「崩れ」に興味を持たれた幸田さんは、
全国各地の崩れの現場を見て歩いたそうです。足腰が弱ってきてからは、
頑健な人に背負って貰って、現場を見に行ったそうです。
まだ、私などはそこまでの境地には至りませんし、まだ興味までもいきません。
構築、のほうに興味があるということは、
まだ若い、ということでしょうか?
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