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「もののあはれ」と「ギター演奏」のはざまで・・・・・・

カーノ
在りし日のマヌエル・カーノ先生。今は、もはや当館の守り神ですね。


このところ、当館もさまざまなクラシックギター演奏会の話題に溢れています。

週末、当館で開催した、
渋谷環先生と佐々木みこと・いわお父子コンサート。
北口功先生のミニコンサート。

皆さん、素晴らしい個性あふれる演奏で、心に栄養をいただきました。

そして、都内での熱い数日、イーストエンド国際ギターフェスティバルの話題。。。

入賞者の話題、エントリー者の話題。
マスタークラスの話題。

特に、リカルド・ガジェンの大聖堂、第3楽章からのヤマンドゥ・コスタとのデュオ演奏に、
(私は、YouTubeでの鑑賞で、スゴイ! と思いましたが)
実際に聴いた方の中には、言葉を無くしてしまった方も少なからずいらっしゃったそうです。

ギター愛好家が寄ると触ると。。。種々さまざまな話題とその感想です。

日曜日の午前中、少し時間があって、
北口先生とお話しいたしました。

話しているうちに、ギタリストと会話しているというよりも、
ひとりの思想家と話しているような錯覚に陥りました。

真っ先に頭に思い浮かんだのが、
もののあわれ。本居宣長の思想です。

小林秀雄氏の宣長論、は、結局のところ、もののあわれ論といってよいと思います。

日本古来の情緒と、ギター。

これが結びつくとは思ってもいませんでした。

ギター演奏が人の心を震わせ、感銘させるのは、
テクニックではなく、情緒。

情緒って何なのでしょうか?


いま、折を見ては当館の設立の歴史を改めて読み返しているのですが、
始まりは結局のところ、
「マヌエル・カーノ」という、一個の美しく繊細な精神を持った音楽家の、溢れるほど豊かな情緒が
たくさんの人々の心を動かし、強烈な感動と印象をいつまでも心に宿し、

それがつながりあって、拡がって、
さまざまな偶然と、必然とが混じりあい、
時と場所を得て、
当館設立に至った、といっても過言ではない気がしています。

今年の夏のギタブンまつりは、8月26日(土)と、27日(日)の2日間を予定しています。
生前の「マヌエル・カーノ」氏をよく知るお二人である、
音楽評論家の濱田滋郎先生と、コンサートフラメンコギタリストの吉川二郎先生にお越しいただいて、
在りし日のマヌエル・カーノ氏の思い出と、カーノ氏へのお二方それぞれの想いなど、
お話しいただきたいと計画中です。

みなさんも、どうぞお楽しみになさっていてくださいね。
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