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19世紀ギター

先日、声楽家のSさんが来たときに、19世紀ギターを見たい・聞きたいとのご要望があり、ちょっとだけ出して演奏しました。
私なんかの演奏で申し訳ありませんでしたがね。

ギター文化館の所蔵品には8本の19世紀ギターがあるのですが、特に今回は「ヘルマン・ハウザーⅠ世」のものをお出ししてみました。
ハウザーのⅠ世19世紀ギター

ヘルマン・ハウザーⅠ世のギターは3本あり、全て寄贈されたもので、1本はちょっと形の変わった合奏用ギター、2本はいわゆる19世紀ギターになり、その2本を出してみました。

最近、弦を張り替えて、何度か弾く機会があったのですが、2本とも違う音色で面白いものです。
向かって左側は裏横板・ネックがメイプルで複雑で耳障りの良い、複弦ギターのビウエラのような響きが感じられます。
右のギターは今のギターと同じような材質で裏横ローズウッド系の板で響きはかなり現代のギターに近いものがある気がします。

このようなギターで、バロック時代の曲、バッハ、ヴァイス、ガスパー.サンスなどを弾くととっても雰囲気のある演奏になる気がします。とっても良いですよ。ソルやジュリアーニもこのような19世紀ギターを使って作曲したんだと思い、何となく懐古的な感動を得られます。

私個人の趣味ですが、昔からヴァイス・G.サンスが大好きです。

これからも機会があればさわってみたいですね。
このギターを中心としたコンサートの企画もいいですね。

しかし、欠点もある・・・

調弦が非常にめんどくさい、調整が難しい・・・
木ペグの糸巻きなので、ちょっと回しただけで、半音くらい変わってしまい、微調整が難しい上、油断すると「しゅるるるっ」と戻ってしまう。始めて調弦したときは完全に合うまで30分くらいかかりました。

いらいら・・・きゅっきゅっ・・・しゅるるるっ・・・いや--------っ(>_<)

こんな感じの繰り返しでした。
糸巻きが現在のギア方式になったのもうなずける瞬間です。

こうして技術ははぐくまれるんですな

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