雪化粧と 小さなおはなし
- 2022/02/11
- 12:35
雪化粧です。
降雪注意報のため、
大事をとって、本日の小川先生のオカリーナ教室は中止(延期)といたしました。
思ったほど雪が積もらず、昨日に続いて、静かなギター文化館です。

::::::::
おまけ:~小さなおはなし。
(注:ギターとは関係ありませんが💦)
この石ころは、20年前、娘が小学2年生の時に、友達のM咲ちゃんからプレゼントされた石ころです。
M咲ちゃんは、おとなしい女の子。
優しい子でした。
うちの娘が自転車の補助輪を外して乗る練習をしていると、
何度も何度も、一生懸命に後ろから押さえて、押して、声援を送ってくれるような。
あの頃は、日系ブラジルの方たちの来日が多く、
子どもの通っていた田舎の小学校でも、特別クラスを作って海外からの子どもたちの勉強をバックアップしていました。
S美ちゃん、という日系4世の女の子が、近所のアパートに家族で住み始めたので、
登下校が娘と一緒になり、毎日学校から帰ると、我が家でおやつと宿題をやるようになっていました。
M咲ちゃんの家は少し離れていましたが、彼女もときどき遊びに来ていました。
あるとき、M咲ちゃんがポルトガル語のテキストを出して、S美ちゃんに教わりながら勉強しています。
まだ小学2年生です。勉強があまり得意じゃない子なのです。
「S美ちゃん、日本語があまりわからないでしょ? だから、私がポルトガル語を勉強したら、S美ちゃんともっと話ができるかな、と思って、エヘヘ」
見ると、百円ショップで買った、テキストです。あの当時そういうのが売っていたんです、百均に。
M咲ちゃんの家は、お父さんは配送業で忙しく、お母さんは昼は介護の仕事、夜は実家の居酒屋を手伝っていました。弟の面倒も見ながら、友達の面倒まで見られる、小さなしっかり者でした。
娘の誕生日の日、M咲ちゃんからもらった、と小さな石ころを嬉しそうに握りしめて帰宅しました。


「団地の庭で、石を探したんだって。私がゴマちゃん(ゴマフアザラシ)が好き、っていってたからって」
S美ちゃんは、4年生で少し離れた他の町に引っ越して、6年生ときに、祖国へ帰っていきました。
帰国前に、突然、あいさつに我が家に立ち寄ってくれました。
すらりとした長身の美人さんになっていて、最初わからなかったほど。
M咲ちゃんは、新しいお家を建てて引っ越してから、遊びに来なくなりました。
今頃どんなお姉さんになっているのでしょう。もう、お母さんになっていたりして。
この石ころといっしょに思い出すエピソードがあります。
あるとき、3人で公園で遊んでいて、S美ちゃんがお漏らしをしてしまって、
とっさにM咲ちゃんは、泣いているS美ちゃんを水道のあるところまで連れて行って、パンツを洗ってあげたそうなのです。
その話を娘から聞いたとき、本当に驚きました。
「あなたはその時何をしていたの?」
娘に訊くと、ただぼーっと見ていただけ、だったそうです。
「M咲ちゃん、すごいね! なかなかできないよ」と、子どもに言いました。
小さな小さな国際交流。
このような心持ちを大切にしたいものです。
降雪注意報のため、
大事をとって、本日の小川先生のオカリーナ教室は中止(延期)といたしました。
思ったほど雪が積もらず、昨日に続いて、静かなギター文化館です。

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おまけ:~小さなおはなし。
(注:ギターとは関係ありませんが💦)
この石ころは、20年前、娘が小学2年生の時に、友達のM咲ちゃんからプレゼントされた石ころです。
M咲ちゃんは、おとなしい女の子。
優しい子でした。
うちの娘が自転車の補助輪を外して乗る練習をしていると、
何度も何度も、一生懸命に後ろから押さえて、押して、声援を送ってくれるような。
あの頃は、日系ブラジルの方たちの来日が多く、
子どもの通っていた田舎の小学校でも、特別クラスを作って海外からの子どもたちの勉強をバックアップしていました。
S美ちゃん、という日系4世の女の子が、近所のアパートに家族で住み始めたので、
登下校が娘と一緒になり、毎日学校から帰ると、我が家でおやつと宿題をやるようになっていました。
M咲ちゃんの家は少し離れていましたが、彼女もときどき遊びに来ていました。
あるとき、M咲ちゃんがポルトガル語のテキストを出して、S美ちゃんに教わりながら勉強しています。
まだ小学2年生です。勉強があまり得意じゃない子なのです。
「S美ちゃん、日本語があまりわからないでしょ? だから、私がポルトガル語を勉強したら、S美ちゃんともっと話ができるかな、と思って、エヘヘ」
見ると、百円ショップで買った、テキストです。あの当時そういうのが売っていたんです、百均に。
M咲ちゃんの家は、お父さんは配送業で忙しく、お母さんは昼は介護の仕事、夜は実家の居酒屋を手伝っていました。弟の面倒も見ながら、友達の面倒まで見られる、小さなしっかり者でした。
娘の誕生日の日、M咲ちゃんからもらった、と小さな石ころを嬉しそうに握りしめて帰宅しました。


「団地の庭で、石を探したんだって。私がゴマちゃん(ゴマフアザラシ)が好き、っていってたからって」
S美ちゃんは、4年生で少し離れた他の町に引っ越して、6年生ときに、祖国へ帰っていきました。
帰国前に、突然、あいさつに我が家に立ち寄ってくれました。
すらりとした長身の美人さんになっていて、最初わからなかったほど。
M咲ちゃんは、新しいお家を建てて引っ越してから、遊びに来なくなりました。
今頃どんなお姉さんになっているのでしょう。もう、お母さんになっていたりして。
この石ころといっしょに思い出すエピソードがあります。
あるとき、3人で公園で遊んでいて、S美ちゃんがお漏らしをしてしまって、
とっさにM咲ちゃんは、泣いているS美ちゃんを水道のあるところまで連れて行って、パンツを洗ってあげたそうなのです。
その話を娘から聞いたとき、本当に驚きました。
「あなたはその時何をしていたの?」
娘に訊くと、ただぼーっと見ていただけ、だったそうです。
「M咲ちゃん、すごいね! なかなかできないよ」と、子どもに言いました。
小さな小さな国際交流。
このような心持ちを大切にしたいものです。
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