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4/22㊏13:45開場/14:15開演「北口功 ギター演奏会」のお知らせ

おはようございます。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?

ギター文化館にはツバメが今年もやってきて、巣作りを始めています。
毎年、同じような日常が繰り返されているようで、内実は、同じではありませんね。

一期一会、という言葉が最近ずっしりと重く感じます。
同じ方にお会いして、似たような会話をしたとしても、一つとして同じではありません。

音楽も、一期一会。

生涯に一度の出会い。

その時の音楽体験、感動体験。が、もしかしたらその後の人生に大きな影響を与えるかもしれません。

ギター文化館での音楽体験が、皆さまの人生の彩りに、僅かながらでもお役に立てれば本望です。

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当館ではおなじみの、北口功ギタリストのミュージアムコンサートが、
今週末の4/22㊏に開催されます。
深い洞察と技術に裏づけられた演奏に定評のある北口功さんより、
今回の演奏曲と解説が届きました。


●ソル
Fernando Sor, 1778-1839
・エチュードOp.6-12イ長調
・エチュードOp.6-11ホ短調~ホ長調
・教育的作品Op.31-19イ長調
・エチュードOp.29-18ホ短調
西洋音楽の作曲の歴史において、1600年頃のルネサンス期には「ポリフォニー(多声音楽)」が、そして少しあとの1750年以降には「4小節単位を構成していく語り口」が、発展し開花します。音楽書法上のこの二つの大きな特徴は、クラシック音楽の音楽内容を載せている車の両輪のようなものです。この両輪を、ソルは自在に扱い、ギターの演奏現場で本来的な効果をもたらすような曲を残しました。特に練習曲などの小品では、まさにこの両輪によって、シンプルに音楽が前進していく様子が味わえます。

●タレガ
Francisco Tarrega, 1852-1909
・アデリータ
・メヌエット形式の練習曲
・涙(ラグリマ)
タレガは、ショパンやシューマンら、ロマン派のピアノ音楽に心酔し精通していました。こうしたロマン派の音楽で示されるのは、揺さぶられながら生きるしかない人間の心そのものであり、またそれにあたたかく寄り添う精神だとも言えるでしょう。タレガの小品は、俳句や漢詩のごとく切り詰められた短さの中に、「心臓にいちばん近いところで鳴らす楽器ギター」だからこその、内面に寄り添う音楽を示してくれています。

●モンポウ
Federico Mompou, 1893-1987
・「コンポステラ組曲」(1962年)より、コラール、ゆりかご
●武満徹
1930-1996
・「12の歌・地球は歌っている」(アレンジ1976年)より、ロンドンデリーの歌
前衛的実験的な曲もたくさん書かれていた当時の、ある意味、時流に逆らって残された作品。モンポウにとっての「教会の鐘」と、武満徹にとっての「ジャズ」は、いずれもご当人の音世界の原風景、かもしれません。意識の芽生えにまでさかのぼって自問自答したかのような気迫と、そこに見出してくれた光を感じる作品です。

●バリオス
Agustin Barrios, 1885-1944
・フリアフロリダ
・祈り
親しみやすくチャーミングな曲が多いバリオス作品の中でも、とりわけ人気の高い2曲です。ゆったりとした曲想からにじみ出るような奉仕と感謝の波長に、聴き手は包み込まれてしまいます。

●バッハ
Johann Sebastian Bach, 1685-1750
・チャコーナ(シャコンヌ)
私事ですが、若い時この曲に取り組む中で、「結局自分の個人的フィーリングに頼って、なけなしの音楽理解を振り絞っているだけ」と、自分に幻滅し、その後35年ほど取り組むのを封印しておりました。生きている内に、封印中の音楽研究の成果を自分で見届けたく、取り組みを再開しました。
「バッハのシャコンヌ」は、小宇宙にも例えられる大曲。今もまだまだ私はその深遠さに圧倒されるばかりなのですが、各場面への理解については、35年前に比べれば一定の深まりを実感しますし、全体をひとつの連続にまとめる重力場(のようなもの)が、ただ奏者の情熱によって現場にもたらされるのではなく、バッハによって曲に埋め込まれた本来的なものであると確信できてきました。

お席ご用意できます。ご予約なしでもお入りいただけますので、
ぜひぜひご来場下さい。お待ちしております。

ご予約はこちらから☟
https://guitar-bunkakan.com/wp/concert/reservation/

一般前売1000円(当日1300円)、学生前売500円(当日800円)

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