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展示告知

いま、ギタリスト「小原安正」の資料展示を企画しております。
小原安正

小原安正先生の娘であり、ギタリストの小原聖子先生の発案で「ギタリスト小原安正」の足跡やその功績、そして何より日本のギター史を知るための貴重な資料として、お父上である安正先生の資料を展示をしようと企画しています。

小原安正先生は、日本のギター界の草分け的存在であり、戦後間もない時期にスペインへの留学や、帰国後も第一線のギタリストとして活躍しながらも、外国人演奏家の招聘やギター雑誌の創刊などその足跡・功績は計り知れません。
小原安正資料3
R.S.デラマーサ師と一緒に

それらを展示し、一般に公開して「ギタリスト小原安正」の紹介だけでなく、日本のギターの歴史を知るためのきっかけとしての資料展示企画です。

その小原安正先生の使われていた楽譜や写真、当時のレコードなどの貴重な資料が大量にギター文化館に送られてきたのですが、まずそれを整理しないことには展示するにもとりとめが付かないと言うことで、小原聖子先生門下の藤澤さんが派遣されてきました。藤澤さんは神奈川藤沢で音楽院を主宰されている方でもあり、リコーダーとのDuoなど多方面で活躍されている方です。
藤澤さんご紹介ページ
藤澤和志さん
資料整理中の藤澤氏、大変そうです。

資料の中には、本当に貴重なものあります。
例えば・・・
小原安正資料2
ギターレコード集

これは「朝日ソノラマ」から出版されていた、いわゆる「ソノシート」レコードです。中に何枚かソノシートが収録されていて、小原安正先生の演奏が聞くことが出来ます。
小原安正資料1

このソノシート集の演奏家として名を連ねているのは、
「小原安正」「溝渕浩五郎」「中林淳眞」です。
中林先生は現在も現役で演奏されていますが、このころの資料に名前が載っていると、さすがに長く現役を続けているんだなあ、というひとしおの感慨があります。

それよりも「溝渕浩五郎」という名前に皆さん心当たりありませんか?

そうです「カルカッシ教則本」などの編著で有名な、あの溝渕先生です。なんと、その溝渕先生の演奏が収録されている、ソノシートなんです。溝渕先生の演奏録音と言うだけでも貴重な資料とも言えます。

このほかにも様々なとっても貴重な資料がふんだんにあります。

写真もあの名曲のモデルになった「マリア・ルイサ・アニード」本人の写真などもあります。すごいですね・・・。

このような資料に関わらせて頂いているだけでも、幸せな事ですね。

小原安正資料展、楽しみです。

5月のフェスティバルや9月のイベント時に公開予定です。
皆さんも是非いらして下さい。
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