荘村清志ギターリサイタル
- 2007/03/14
- 11:06
アップが遅れてしまいましたね。
日曜日に「荘村清志ギターリサイタル」がギター文化館のホールで行われました。
荘村先生は、前回のブログにご紹介した、小原安正先生に師事し、スペインに留学して、かの「ナルシソ・イエペス」氏に師事した日本を代表する、と言っても過言ではないギタリストです。

リハーサル中
今回は初めての試みとなりますが、ステージ上ではなくステージを降りて、下での演奏をしようと言うことになりました。
荘村先生のご意見で、お客様を見下ろすような場所ではなく、同じ目線
かもしくはお客様が見下ろすような場所での演奏の方が、より近い距離で、親密感を持ってコンサートを体感出来る、と言うことでステージ下での演奏となりました。
もちろん音響も変わるので、実際に演奏を聞いてみたり観客から見えるかどうか等をチェックして「これで行こう!」となったわけですが、その時に荘村先生自信も音を確かめるために、なんと私がちょっとだけ演奏して、色々な場所から聞いて頂きました。
音の実験のためとはいえ、あの荘村清志先生本人に演奏を聴いてもらえるとは光栄でしたね。しかも先生ご愛用の「アルカンヘル・フェルナンデス2005」まで触らせて頂いて(#´Д`#)

本番中
さすがだな・・・と思ったのは、リハーサル前、リハ中、本番前、本番中、本番後・・・いつでも全く平静で、とっても気さくな雰囲気が全然変わらないと言うことです。
今まで何人ものギタリストや演奏家を迎えてコンサートを行ってきましたが、どのような演奏家でも本番前になると言葉数が少なくなったり多少の緊張感が伝わってきます。
これは荘村先生に緊張感がないと言うことではなく全くの「自然体」なんだという事だと感じました。それは後のコンサートを聴けば分かります。
演奏もとても素晴らしいものでした、曲の中に鋭く早い旋律が走る部分が来たかと思えばゆったりと歌い上げるようにリズムが心地よく変化して、こんな表現もあるのか・・・とぐぐっと引き込まれていきます。
もし同じような演奏を未熟な人がするとすればそれはチグハグな物になりますね、これは完璧な技術がある上で成り立つ熟年の表現力なんだと聴き入りました。


荘村先生は驚くほど気さくな方で、サイン会でもその後の懇談会でも参加者の質問に答えるだけでなく、様々なお話をされていました。
荘村先生もギター文化館の「響き」をいたくお気に召されたようで「素晴らしいホールです」というお褒めの言葉もいただきました。
演奏後の懇談会のお話の中でこのようなことを言っておられました。
「響きの良いホールでは、音が伸びるし残るから十分に音をのばして演奏することができる、音の悪いホールでは音が伸びないから、次の音が来るまでに次から次に音を出さなければならず、ただ急いだような演奏になりがちだけど、ここでは小さな音まで良く聞こえる。ピアニッシシモの音が聞こえるから、とっても表現がしやすいホールですね」と
お話しされた一言一句同じとは行きませんが内容はこのような内容でした。嬉しいですね、このように評価されると、改めてギター文化館てすごいと感心しました。
(※注:pピアノ>ppピアニシモ>pppピアニッシシモ)

トーレス試奏
懇談会の後、ギター文化館所蔵のトーレスとサントスを試奏されて行かれました。
このときは本当に素晴らしい時間でした。
サントスを試奏していると、「これはいいね、素晴らしい、まさに銘器だ」と言われたと思うと、突然バッハの「シャコンヌ」を弾き始めたのです。「サントス」と「シャコンヌ/バッハ」と「荘村清志」との最高の組み合わせ・・・最高でした。
ただでさえ好きなバッハのシャコンヌ・・・それを目の前で、荘村先生がサントスで弾いている。本当に涙が出そうになりました。
残念ながら、その後の予定もあったので、途中で演奏は中断となってしまいましたが、次回は必ず最後までお聞きしたいものです。荘村先生も「そうだね、次回はシャコンヌ入れましょう」と言って下さいました。
そ・・・それは楽しみでっす・・・o(><)o
その後、スタッフとお食事までおつき合い頂き良い1日となりました。

記念写真
クリックすると大きくなります。
欲しいかたは、連絡下さい、大きな画像でお送りします。
日曜日に「荘村清志ギターリサイタル」がギター文化館のホールで行われました。
荘村先生は、前回のブログにご紹介した、小原安正先生に師事し、スペインに留学して、かの「ナルシソ・イエペス」氏に師事した日本を代表する、と言っても過言ではないギタリストです。

リハーサル中
今回は初めての試みとなりますが、ステージ上ではなくステージを降りて、下での演奏をしようと言うことになりました。
荘村先生のご意見で、お客様を見下ろすような場所ではなく、同じ目線
かもしくはお客様が見下ろすような場所での演奏の方が、より近い距離で、親密感を持ってコンサートを体感出来る、と言うことでステージ下での演奏となりました。
もちろん音響も変わるので、実際に演奏を聞いてみたり観客から見えるかどうか等をチェックして「これで行こう!」となったわけですが、その時に荘村先生自信も音を確かめるために、なんと私がちょっとだけ演奏して、色々な場所から聞いて頂きました。
音の実験のためとはいえ、あの荘村清志先生本人に演奏を聴いてもらえるとは光栄でしたね。しかも先生ご愛用の「アルカンヘル・フェルナンデス2005」まで触らせて頂いて(#´Д`#)

本番中
さすがだな・・・と思ったのは、リハーサル前、リハ中、本番前、本番中、本番後・・・いつでも全く平静で、とっても気さくな雰囲気が全然変わらないと言うことです。
今まで何人ものギタリストや演奏家を迎えてコンサートを行ってきましたが、どのような演奏家でも本番前になると言葉数が少なくなったり多少の緊張感が伝わってきます。
これは荘村先生に緊張感がないと言うことではなく全くの「自然体」なんだという事だと感じました。それは後のコンサートを聴けば分かります。
演奏もとても素晴らしいものでした、曲の中に鋭く早い旋律が走る部分が来たかと思えばゆったりと歌い上げるようにリズムが心地よく変化して、こんな表現もあるのか・・・とぐぐっと引き込まれていきます。
もし同じような演奏を未熟な人がするとすればそれはチグハグな物になりますね、これは完璧な技術がある上で成り立つ熟年の表現力なんだと聴き入りました。


荘村先生は驚くほど気さくな方で、サイン会でもその後の懇談会でも参加者の質問に答えるだけでなく、様々なお話をされていました。
荘村先生もギター文化館の「響き」をいたくお気に召されたようで「素晴らしいホールです」というお褒めの言葉もいただきました。
演奏後の懇談会のお話の中でこのようなことを言っておられました。
「響きの良いホールでは、音が伸びるし残るから十分に音をのばして演奏することができる、音の悪いホールでは音が伸びないから、次の音が来るまでに次から次に音を出さなければならず、ただ急いだような演奏になりがちだけど、ここでは小さな音まで良く聞こえる。ピアニッシシモの音が聞こえるから、とっても表現がしやすいホールですね」と
お話しされた一言一句同じとは行きませんが内容はこのような内容でした。嬉しいですね、このように評価されると、改めてギター文化館てすごいと感心しました。
(※注:pピアノ>ppピアニシモ>pppピアニッシシモ)

トーレス試奏
懇談会の後、ギター文化館所蔵のトーレスとサントスを試奏されて行かれました。
このときは本当に素晴らしい時間でした。
サントスを試奏していると、「これはいいね、素晴らしい、まさに銘器だ」と言われたと思うと、突然バッハの「シャコンヌ」を弾き始めたのです。「サントス」と「シャコンヌ/バッハ」と「荘村清志」との最高の組み合わせ・・・最高でした。
ただでさえ好きなバッハのシャコンヌ・・・それを目の前で、荘村先生がサントスで弾いている。本当に涙が出そうになりました。
残念ながら、その後の予定もあったので、途中で演奏は中断となってしまいましたが、次回は必ず最後までお聞きしたいものです。荘村先生も「そうだね、次回はシャコンヌ入れましょう」と言って下さいました。
そ・・・それは楽しみでっす・・・o(><)o
その後、スタッフとお食事までおつき合い頂き良い1日となりました。

記念写真
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