明日の4本の花ギターコンサートで演奏されるギター4重奏です!啼鵬さんからコメントが届いています。

Four Ingredients The Cook Likes / 啼鵬 (アルトフィールド委嘱作品 世界初演)
Ⅰ.Introduction “Gizzard”
Ⅱ.March “Spear Squid”
Ⅲ.Intermezzo “Asparagus”
Ⅳ.Finale “Horse Mackerel”
Four Ingredients The Cook Likes 板前の好む4つの食材書いた事のない編成で作曲する、というのは楽しいものだ。取り掛かる前は「こんな編成で...!?」と途方にくれるのだが、書いているうちに、どうすれば良い響きになるのか、またその編成での機能的な事もみえてきたりする。と言ってもギター4本による四重奏というのは、ギターの世界においては、さして珍しいものではない。最近依頼を受けた、2台ピアノ+ヴァイオリンの方がよほど特殊だ。いや、メロフォン、ユーフォニアム、マリンバ、スネア・ドラムのために編曲した「リベルタンゴ」など、納品する事すら怖いくらい特殊だった...。話を戻すと、ご承知の通りギターは、1本で完結する楽器。例えるならばピアノに近いとも言える。しかしこれらの四重奏が、ピアノ4台と同じかというと、全く違う。大袈裟な事を言うと、ピアノは4台もあれば、魅力4倍かというとそうでなく、下手すれば半減する恐れもある。音の洪水になってしまうからだ。それとは裏腹に、ギター4本は、書いていて非常に面白かった。更に書いた事の無い編成だったので尚更だった。各楽章のタイトルは、知人の板前さんに挙げてもらった食材。最後にこの機会を作って下さった主催者、初演に携わる女性陣、そして彼女らの師である高田元太郎氏に感謝を込めて。・・・・・啼鵬
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