ギター文化館DIARY

ギター文化館での日々の出来事をつづった日記。その日のゲスト、お客様の声等も載せていこうと思います。

2008-05

ルス・マリーア・ボバディージャの好演

本日はルス・マリーア・ボバディージャさんのコンサートでした。

女性ギタリストのソロ・コンサートは毎年来て下さる、マリア・エステル・グスマンさん以外では久しぶりとなることでしょう。

ルス・マリーア・ボバディージャ1


世界で活躍するパラグアイの女性ギタリストです。
演奏曲目は、パラグアイの伝統的なフォルクローレを織り込んだギター曲から、南米のギター作曲家の有名曲、そしてやはり聞くべきは、アウグスティン・バリオス・マンゴレの楽曲でしょう。

その演奏の全てが素晴らしく、観客も大満足のコンサートでした。

日本だけでなく、ギタリストにはとても重要なバリオスの曲については、さすがに「バリオス研究所・所長」の肩書きがあるだけあって、素晴らしい演奏でした。

バリオスやラウロの有名な曲がそのまま演奏されるだけでなく、彼女オリジナルのイントロ(序曲)が追加されてたりして、それもまた演奏に「味」を加えていました、決してイヤな味ではなくて素晴らしいアレンジで、これまで聞いたことのない感覚がとても新鮮で素敵でした。

特にプログラム最後に演奏された、バリオスの「パラグアイ舞曲」は彼女のオリジナル・イントロを加え、絶品の演奏で思わず目と耳を奪われました。

ルス・マリーア・ボバディージャ2


美人と言うだけでなく非常に気さくな方で、サインや演奏会後の懇談会でもみんなの質問攻めに真面目に答えて下さって、とても有意義な時間が過ごせました。

ぜひ、また日本に来て欲しいギタリストの一人です。


うーん、撮った写真に顔がよく見える物がなかったのが、残念です。

ごめんなさい。

The 落語の夕べ

久々に2日連続アップ、今週土日にもイベントあるからブログは大賑わいになりそうだ。

と言うわけで、昨日の水曜日の夜、ギター文化館喫茶室では1昨年から始まった「落語」の夕べを開催しました。

高座を務めるのは、遙か北海道は函館から毎年来て下さっている「東屋夢助」師匠です。
東屋夢助1

昨年はちょっと寂しいお客の入りでしたが、今年は満席のお客様で、落語の夕べを楽しまれていきました。

ちょっとした小咄(こばなし)のあとは本題の演目に入りますが、今年の演目は「井戸の茶碗」というもの。

折り目正しい2人のサムライと正直者の屑屋(くずや)清兵衛の噺で正しいことをしていると報われるというお話。

東屋夢助2


夢助師匠の情感溢れる声が喫茶室に響き、その滑稽なしぐさ、言葉に観客からも笑いがこぼれます。皆さん楽しまれているようです。

夢助師匠は、今年のこの3日間ほど石岡近辺で6回ほどの高座をもって、老人ホームや施設などを慰問されました、ご苦労様です。

来年もまた来られる予定です、皆さんも一度「ギター文化館寄席」に来てみませんか?


多弦ギターの響き

本日は、お待ちかねの2重奏コンサート「尾尻雅弘・齋藤明子ギターDuoコンサート」でした。

天候がかなり悪いなかでのコンサートにもかかわらず、足を運んでいただいたお客様、まことにありがとうございました。

尾尻齋藤1

前半は、古典を中心とした演奏で、19世紀ギターを使用しての2重奏となりました。

演奏曲は、バッハ、カルリ、そしてモーツアルトの弦楽四重奏などを演奏されました。19世紀ギターのやさしく素朴な響きがホールに響いて、しっとりと会場を包みます。

そして後半はアルベニス、ヴィゼー、ビートルズナンバーなどを含めた、近現代のナンバーが現代のギターを使用して演奏されました。

特にアルベニスの傑作「エヴォカシオン」が重厚に響き、最後の「カルメン」、その中でも「間奏曲」は圧巻の演奏でした。
尾尻齋藤2


写真を見ておわかりかと思いますが、前半の19世紀ギターにしても、後半の現代のギターにしても、全て普通の6弦ギターを使用していません。写真ではわかりにくいですが、尾尻先生の演奏されているギターは両方7弦ギターです。

前半は7弦と8弦の2本の19世紀ギター、後半は7弦と10弦の現代のギターを使用しています。合計の現数実に32本・・・。

思わぬ多弦ギターのひとときとなりました。
その効果というか、響きは重厚なものがあり、カルメンの演奏など2本のギターとは思えないほどの響き・・・その技術と音の広がりに思わず、うっとりと聞き惚れてしまいました。

すばらしいコンサートであったと思います、ご夫婦でDuoと言うのもあこがれますね・・・ぜひまた聞きたいものです

レコーディング第2弾

日曜日のミニコンサートは実に久々の北口功さんがステージに上がりました。

北口さんの本拠地はもちろん大阪なのですが、今回はレコーディング第2弾のセッティング調整と試し録音のためにいらっしゃいまして、その運びでミニコンサートも出演して下さいました。

北口功1104-1


北口功1104-2


ミニコンサートで使用され、また録音にも使用されるのはギター文化館の銘器シリーズの中核「サントス・エルナンデス1924」と「ドミンゴ・エステソ1923」です。

ミニコンサートでは録音される予定の曲等を含めて様々な曲を演奏され、どれも素晴らしいもので、観客も満足。

録音される曲は「愛のロマンス」「魔笛の主題による変奏曲」をはじめとする、クラシックのスタンダードな曲から「南のソナチネ」なども収録される予定だそうです。

2枚収録予定で1枚はサントスで、1枚はドミンゴで収録して、ギター文化館の銘器を使用して、ギター文化館で録音されます。

発売は来年開けになりそうですが、今から楽しみなCDです。
皆さんも是非、お聞きになってみませんか?

長谷川きよしコンサート

日曜日は「長谷川きよし」さんのコンサートでした。
さすがにすごい人気です、コンサートホールが一杯のお客様になりました。

長谷川きよし1


ご存じの方は多いでしょう、全盲のギタリストシンガーでその歌声はいまだに衰えることなくギター文化館のホールに響き渡りました。

ポップの歌にとどまらず、サンバ・ボサノバ・シャンソン・・・様々なジャンルを歌い上げ、かき鳴らされるギターの技術も素晴らしく、目を見張る物があります。その技術はフラメンコを勉強されているように感じました。

長谷川きよし2


実に今回で14回目となる「長谷川きよしコンサートinギター文化館」ですが、毎年のようにお客様も満足されて帰られているようです。

コンサート後のサイン会も長蛇の列でした。

長谷川きよしさんは目が見えなくとも、ちゃんとご自分でサインされます、そこからもファンをとても大切にする姿勢が見えました。

来年もまた来られることが決まったようです、是非皆さんもおいで下さい。

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